ディスクジェニックス、アメリカ初の臨床試験患者にIDCTを投与を発表

2018年4月26日

ユタ州ソルトレイク市ー2018年4月26日ー椎間板変性による腰痛を和らげ機能を回復させる細胞治療法を開発する臨床段階再生医療会社のディスクジェニックス(株)は本日、軽から中度の椎間板変性を対象としたフェーズI/ll臨床試験で第一の患者にIDCTが投与されたと発表した。初回投与が実施されたのは治験責任医師、ドマゴジ・コーリック医師が率いる、ノースカロライナ州シャーロットのカロライナ神経外科・脊椎アソシエーツ。


IDCTは手術を必要としない細胞治療法で、他家前駆細胞(ドナー由来)を加工したディスコジェニック細胞と薬剤キャリアによって構成されている。今回の溶媒及びプラセボ対照無作為化二重盲検比較試験は、腰痛の原因となる椎間板変性患者(症状有り)に異なる服用量が投与された際のIDCTの安全性と早段有効性を検証する目的がある。


コーリック医師は言う。「実現すればこれまでの椎間板変性治療を革命的に変える治療医薬品の評価に携われることはとても感動的です。」「前臨床試験ではIDCTによる抗炎症効果と椎間板の回復がみられました。もし人への投与でもこのような結果が得られるとすれば、痛みの軽減や機能の回復につながるでしょう。そうなったら本当の意味での「再生」と言えるでしょう。」

ディスクジェニックス社長兼会長のフラッグ・フラナガン氏も「今回の治験はIDCTが椎間板治療に与える可能性への大きな一歩です。」とコメントし、さらにこう付け加えた。「腰痛に苦しむ患者が面している治療の選択肢は本当に少ないのです。そのひとつとして、オピオイドを服用することで痛みを和らげるものがありますが、オピオイドは依存性が高いという危険性もあります。もしIDCT の効果が実証できれば、オピオイドに依存してしまう患者の数も減らせるという期待が持てます。」

この度の臨床試験はアメリカ本土10カ所の施設でおおよそ60人の患者を対象に行われる。治験参加基準を満たした患者はランダムに4つの治療グループに分けられる:IDCT(低量) (n=20)、IDCT(高量) (n=20)、 溶媒のみ(n=10)、 プラセボ(n=10).

IDCT, 溶媒、およびプラセボはそれぞれ症状の現れている患部に一人一回投与される。治療後は1年の間経過を観察し、治療の効果を検証する。観察機関は必要におうじて1年間延長可能だ。

詳しくはホームページで: clinicaltrials.gov/.

ディスクジェニックス社について

ディスクジェニックスは椎間板変性による腰痛を和らげ機能を回復させる細胞治療法を開発する再生医療会社。腰痛に悩む何百万人にものぼる中、椎間板由来細胞の再生力を利用することで治療の選択肢を広げようとしている。 ディスクジェニックス社初の医薬品候補である椎間板細胞治療用注入剤(Injectable Discogenic Cell Therapy: IDCT)は他家椎間板由来の加工細胞(ディスコジェニック細胞)を椎間板変性症の治療に応用した手術を必要としない細胞治療で、軽度から中度の椎間板変性が対象。